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FXでの売り(ショート)から取引を始めるやり方とは?どんな仕組みか解説!

  • FX

2020-07-20 更新

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FXの取引は買いで取引を始めること(ロングとも呼びます。以下ロング。)だけでなく、売りで取引を始めること(ショートとも呼びます。以下ショート。)も可能です。しかし、FX初心者にとってはショートという言葉は耳にしても、どのような仕組みなのか分かりづらいところもあるはずです。ショートの基本を押さえるとともに、メリットやデメリットを解説します。

1.「ロング」と「ショート」とは

FX取引を行うためには、まずは「ロング」と「ショート」とはの違いを理解しておく必要があります。どのような特徴があるのかを解説していきます。

1-1.ロング

ロングというのは、ショートと同じくポジションの呼び名のことを指しています。ショートの反対の意味であり、新たに通貨を買うこともしくは買いポジション(ロングポジション)を保有することを指します。ロングの場合であれば、値動きを見て安いレートのときに買い、為替レートが高くなったら決済をすることによって利益が得られます。ロングとショート、それぞれ相場がどちらの方向に動くと利益・損失になるかは理解しておきましょう。

1-2.ショート

FXにおけるショートとは新たに通貨を売ることもしくは、売りポジションを保有することを指します。株式の信用取引などでも用いられる「空売り」と、同じ意味になります。保有した時から価格が下落した時に収益となり、逆に価格が上昇したときには損失が発生します。
「持っていないものを先に売る(空売り)」ことができることもFXの特徴です。売り買い両方の注文ができることで、さまざまな市場の変化に臨機応変に対応し、利益を狙うことができます。

2.ショートのポイント

ロングだけでなく、ショートから取引を始めることで取引の幅も広がり、利益を得るチャンスを増やしていけます。ショートで取引を行う際のタイミングや運用のポイント、どのような点に気をつけていくべきかを解説していきます。

2-1.タイミング

FXで利益をあげていくためには、タイミングの見極めがとても重要になります。相場の動きを読み誤ってしまっては、余計なポジションを抱えてしまうことにもつながり、その後の身動きが取りづらくなってしまうからです。ショートポジションを建てるタイミングを見極めるにあたって代表的な2つの方法について紹介していきます。

2-1-1.トレンドラインで見る

トレンドラインによって下降トレンドを見極めショートポジションを建てるタイミングを見極めるという手法がまず挙げられます。トレンドラインはローソク足チャートの高値同士、あるいは安値同士を結んで、投資家・トレーダーが自ら線を引きます。トレンドラインの引き方と分析方法がわかると、「トレンドを見極める手段として」役に立つはずです。トレンドラインには主に2種類があり、ローソク足の安値を結んで書く「サポートライン」と、高値を結ぶ「レジスタンスライン」です。

トレンドラインを利用して下降トレンドを見極めるためには、レジスタンスラインを活用します。レジスタンスラインは、「上値抵抗線」とも呼ばれ、ローソク足の高値を結ぶことで見えてくるラインです。レジスタンスラインが大きく右下がりになっている場合、下降トレンドが強くなっていると判断されます。傾きがなだらかになるほどトレンドが弱まっている状態です。

2-1-2.移動平均線で見る

「移動平均線」は、チャート分析に用いられるテクニカル指標のなかでも、扱いやすさから多くの投資家・トレーダーに愛用されています。移動平均線にはいくつかの種類があり、投資家・トレーダーの間でよく使われるのは「単純移動平均線」です。これは一定の期間における為替レートの終値の平均値を計算し、つなぎ合わせて線を引いたものを指します。
下降トレンドの判断を行う場合も、「移動平均線の向き」および「移動平均線とチャートの位置関係」が重要になります。移動平均線が右下がりになっていれば下降トレンドであり、移動平均線よりも下側にチャートがある場合は、強い下降トレンドが訪れると判断されます。

2-2.注意すべきこと

トレードを行う際には、短期と長期の両方の時間軸で考えておく必要があります。同じ下落相場であっても、それが短期的に値下がりする相場なのか、それとも長期的に値下がりする相場であるのかをよく見極め、特に、長期の下落相場では相場の流れや動向を示すトレンドを意識しておくことが大切です。また、各国の重要な経済指標や為替の動き、株価や経済関連のニュースもチェックし、下落相場の兆候をしっかり見極めることが大切です。

3.ショートの特徴と仕組み

3-1.ショートの特徴

相場格言の1つに、「登り百日、下げ十日(上げ100日、下げ3日)」というものがあるように、一気にレートが下がるような局面になると、ショートポジションでは利益が出るスピードが速いのが特徴だと言われています。また、ロングポジションのみで取引した場合は、上昇相場でしか利益を出すことが出来ませんが、ショートポジションは下落相場にも対応ができるため、ロングとショートをうまく使い分けることによって、どのような相場状況であっても利益を狙うチャンスを窺うことができます。
ただし、低金利の国の通貨を買って高金利の国の通貨を売る場合は、金利差分のスワップポイントの支払いが発生します。その場合、ショートポジションを長く持ち続けていると、スワップポイントを長期にわたって支払い続けることになる可能性があります。高金利の通貨であればスワップポイントも高いため、利益を圧迫してしまうこともありますので注意が必要です。

3-2.ショートの仕組み

ショートのデメリットとしては、FX初心者にとってはどのように利益を上げるのか、イメージを持ちづらい点があげられます。そのため、相場が下落している時には様子を見てしまい収益機会を逃してしまうことがあり得ます。
FXのショートとは「通貨を売る」行為となり、たとえば1ドル=100円のときに、相場が下落すると予想して、ドル円をショートするとします。
その後、1ドル=95円になったときに、ショートポジションを決済すれば、5円分の利益が出せる仕組みです。
逆に、1ドル=105円に上がってしまったら、5円分の損失になるので注意が必要です。

4.デモトレードでシミュレーション活用してみよう

FX初心者が、ショートでの取引を理解することは難しく感じるかもしれません。ただ、取引の仕組みやリスク、相場動向をきちんと理解できるようになれば、ショートでの取引を行うメリットは小さくはありません。買い相場でも売り相場でも、柔軟に対応できることでFX取引の幅が広がっていきます。まずは、デモトレードで取引の練習を行い、充分なシミュレーションをしてから取り組むのも1つの方法です。
【vntkg FX】のデモトレードは、仮想の資金を利用して、本番さながらの環境で売買の練習を行うことができます。無料で利用することができるので、たとえ思惑通りの取引結果になったとしても損失を抱えてしまうことはありません。そのため、FXの基本的な仕組みやルール、取引方法などをじっくりと勉強できます。

また、実際のトレードを始めてからも、自分の投資スタンスに迷いが生じてしまったときにはためらわずにデモトレードに戻ってみましょう。自分の投資スタンスが正しいかどうかを見極めるためにも、必要に応じてデモトレードを活用してみることをおすすめします。

「ショート」を使いこなして有意義な取引を

FX初心者にとってはショートでの取引はイメージしにくい面があります。しかし、ショートを使いこなせるようになれば、取引の幅が広がるので利益を得る選択肢が増えます。いきなり取引を始めるのに不安を感じてしまうときには、デモトレードでシミュレーションを重ね、取引に少し自信がついたら、実際のトレードを行ってみると良いかもしれません。

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